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曖昧さ耐性とバーンアウト, ワークエンゲージメントとの関連を調査した研究がBMC Medical Education誌に掲載

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当科の藤川医師が筆頭著者の論文がBMC Medical Educationに掲載されました。

Fujikawa, H., Aoki, T., Ando, T. , Haruta, J. Associations of clinical context-specific ambiguity tolerance with burnout and work engagement among Japanese physicians: a nationwide cross-sectional study. BMC Med Educ 24, 660 (2024).

https://doi.org/10.1186/s12909-024-05644-3

臨床文脈に特化した曖昧さ耐性が医師のバーンアウトやワークエンゲージメントにどのように関連するかを調査するため、日本全国の医師を対象に横断的研究を実施しました。

家庭医療レジデンシープログラムの家庭医とインターネット調査会社のモニターから家庭医以外の専門医を対象に、曖昧さ耐性、バーンアウト、ワークエンゲージメントを測定しました。

383人の医師のデータを分析した結果、臨床文脈に特化した曖昧さ耐性はバーンアウトと負の関連があり、ワークエンゲージメントとは正の関連があることが分かりました。

この研究は、曖昧さ耐性が医師のバーンアウト軽減と仕事への関与向上に役立つ可能性を示しています。